月刊グリ、2007年10月号(99号)
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人を訪ねる 絵本を通じて幸せな気分を手渡ししていきたい
 今回登場の伊藤悦子さんは、グリ14号「味のある店」で紹介した絵本の店「リトルベア」のオーナー。あれから六年たった現在も、地道に店を続けており、「リトルベア」は、小さな子どもを持つお母さんたちのコミュニケーションの場としてもなくてはならない存在だ。店を始めて11年。伊藤さんの絵本に対する思いを語ってもらった。
自分の好きな本を中心に置いています
絵本の店「リトルベア」経営
伊藤悦子 さん
名古屋市緑区鹿山2-27
Tel:052-899-1282

「絵本を通じて、いろいろな人と出会えて幸せ」と伊藤さん
「絵本を通じて、いろいろな人と出会えて幸せ」と伊藤さん
 絵本を読んで嫌な気持ちになる人っていないと思うんです。いい絵本にはだれもが幸せな気分になれる魔法のようなものが隠されています。お母さんが絵本を手にとって読んで幸せな気持ちになれば、きっとその子どもも幸せになれる。だから親子で読んでいただきたいですね」
 親子のきずなをつなぐ上でも絵本は大切な道具。そんな思いをこめて選ぶ絵本は、さまざまな作家のさまざまな物語で、店には常時二千冊前後が並んでいる。
 「時代に関係なく読み継がれる定番の絵本はもちろんですが、そのほかにも私が趣味で選んだ本がたくさんあります。自分が好きな本なら、お客さまにも喜んで説明できるでしょ」と伊藤さんは笑う。

座って絵本を読めるスペースがいたるところにある
  座って絵本を読めるスペースがいたるところにある
 店には、長いすや小さな腰かけが置いてあり、ゆったりと親子で絵本を選べる空間となっている。
 「お母さんに絵本を読んでもらっているお子さんを見ていると、ぐんぐん引き込まれていくのがわかります。絵本には不思議な力があって、目に見えない世界も見せてくれます。また子どもはそれをキャッチする能力があるんですね」
フリースペースでさまざまな人と交流

フリースペースを使って、お話会が活発に行われている
フリースペースを使って、お話会が活発に行われている  
 店をオープンする時に、夫から「ただ売るだけでなく、何かを発信できる場にしたら」とアドバイスされた伊藤さんは、店の奥にフリースペースを設けた。
 「最初は何がやれるのか、自分でも漠然としていましたが、お客さまからの提案でいろんなことが決まっていきました」

先月にはテディベアの展示と即売会が行われた
  先月にはテディベアの展示と即売会が行われた
 緑区で活動する子育てサークルや作家たちが、アイディアを持ち込み、それを伊藤さんが受け止め、フリースペースはいつしか、地域のさまざまなジャンルの交流の場として定着。
 「ここを利用してくれた人たちが喜んでくれると、本当にうれしいです。コミュニケーションの輪がどんどん広がっていくのもうれしいし、いろいろな方たちから刺激をもらうことで、私自身も成長していけるから」

リトルベアのマスコット。店のあちらこちらにいろんなクマが座っている
リトルベアのマスコット。店のあちらこちらにいろんなクマが座っている  
 読書の楽しみだけでなく、ホッと一息くつろぐこともでき、また子育て情報もゲットできる。そして時にはアートに触れることもできる…。絵本を中心に広がる伊藤さんワールドは、11年の間に、より懐の深い魅力的な空間に育っているようだ。
リトルベア恒例
天然酵母パンとオーガニックスィーツフェア

 好評につき、毎月の恒例イベントとなった天然酵母パンとオーガニックスィーツフェアが、今月も行われます。本紙「食いしんぼう日記」でおなじみのハッピネス鞠奴さんが焼く天然酵母パンと磯辺香友子さんのオーガニック焼き菓子は絶妙のコンビネーション。おいしくて、体にも心にもやさしいおやつはいかがですか。詳しくはリトルベアのホームページで。

●日時/9月21日(金)正午〜売り切れまで
●場所/絵本の店「リトルベア」
●問い合わせ/Tel 052・899・1282
 http://www.mc.ccnw.ne.jp/koguma/





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