2007年11月号、100号
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ハイサイ人生 沖縄はあったかいよ〜

ボクが沖縄に来た理由
 ハイサイ!
 10月に入り、ちょっとは涼しくなるかと思いきやまだまだ日中は気温が30度に届く暑い沖縄です。気づけば今年でもう6回目の沖縄の秋を迎えているわけですが、思いかえせばこれまでにいろいろな出来事があった。
 そもそもボクは「あったかいところ」というイメージだけで沖縄に来た。実はそれまで一度も沖縄に来たことがなかったのですが、なぜかのんびり暮らせるだろうという、まったく根拠のない理想を掲げ、進むべき大学を沖縄で決めてしまったのでした。
 大学進学も沖縄に来たきっかけの一つですが、別に沖縄でなくても大学の選択肢はたくさんあったわけだからやっぱり一番の理由はあったかいこと(イメージ?)でしょうか。

ああ、貧乏暮らし

いつもお世話になっているまちぐゎのオバァ。「元気ね?」と声をかけてくれ、買うと必ずおまけしてくれる
  いつもお世話になっているまちぐゎのオバァ。「元気ね?」と声をかけてくれ、買うと必ずおまけしてくれる
 ボクが「あったかいところ」を選んだのには理由がありました。それはかつての貧乏暮らしで暖房器具が買えず、真冬に何度か死にかけたことがあったから(笑)。
 若い時の苦労は買ってでもしろといいますが、あの時はちょっとやりすぎでしたね。
 なんせ冬の間は寒くて寝られないという理由から夜は起きていて昼に寝てたほどでしたから。う〜む、思い起こせば無茶な生活をしていたものです。あのころはなぜか貧乏を誇りに思っていたからタチが悪い。
 一種の武勇伝のようなものもたくさんありました。ヒッチハイクでどこまで行ったとか、金がないから野宿で旅をつづけたりとか…。テレビの取材をされそうになったこともありました。あのころは貧乏がはやっていたのでしょうか。

国際通りは、まだまだ暑い。沖縄にお越しのみなさん、特に女性は日傘をお忘れなく
国際通りは、まだまだ暑い。沖縄にお越しのみなさん、特に女性は日傘をお忘れなく
 
 この貧乏暮らしで経験したことがきっかけで、もう寒いのはイヤだと遺伝子レベルで感じてしまったのですね。
 沖縄に移住してもうすぐ6年。この間いろいろなことをやりました。
 たくさんの島人(しまんちゅ)との出会いで、笑ったり、笑われたり、時には真剣に怒られたりもしました。でも寒くても生命の危機を感じることはなかったし、あったかい人の心にも触れました。
 島の人と仲良くなるのは簡単で、ちょっと声をかければいいんです。きっとすぐに「あんた、どこの人ね?」「どうね? 沖縄は?」「そうか、ゆっくりしていきなさい」って言われて一方的な親切攻撃が始まりますからね〜。
 グリ読者のみなさん、今までありがとうございました。私、みつあきのハイサイ人生は、これからもずっと続きます。
 機会があれば皆さんもぜひハイサイ人生に触れてみてください。沖縄は気温だけじゃないぞ〜! 人の心もあったかいんだぞ〜!






●由利みつあき・著者プロフィール…名古屋出身。県立刈谷東高校中退後、大阪に渡る。貧乏暮らしをしながらも2年後夜間高校に通い卒業。さらに2年間予備校に通って、この春琉球大学に入学し、あこがれの沖縄で学生生活を始めた。



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