| <月刊グリトップページへ> |
|
![]() |
|
| グリ開設以来8年半にわたり、このコーナーを担当してきた本紙編集者の加藤あつこさんは、ハッピネス鞠奴のペンネームで食べ物エッセイ「食いしんぼう日記」も担当しているライターさんだ。そして、な、な、なんと、週に数回はパン屋さんにも変身するという多羅尾坂内もしくは七色仮面(古っ!)な人でもあるのだ。今月はグリ100号を記念して、というか、最終号でもあることだし、ええーい、鞠奴さん自身の紹介をしてしまおう!ということで、自らご登場願うことと相成った。 |
| 「あ、どうも、すみませーん、気を使っていただいて…」とへらへら笑う鞠奴さん。普段はインタビューする側なので、される側になるとどうしていいのかわからないらしい。 まずはパン屋を始めたきっかけから尋ねてみよう。 「きっかけですか? うーん、それは4年前のパンチョ君との出合いですね」 「なんですか、そのパンチョ君というのは?」 「パンチョ君というのは、パン焼きがまのニックネームです。近所でお店をやっていた方がもう辞められるというので、そこで使っていたパンがまを見せてもらったんです」
「ガスオーブンなんですけどね、輻射(ふくしゃ)熱を利用して、石がまで焼いたみたいに、もっちもちのパンができあがるんですよ。天然酵母との相性もぴったりなんです。もうビビビッと来まして、あとさき考えず譲ってもらっちゃいました」 そのパンチョ君のために自宅の一室を工房に改装。以来週に二度ほどパン屋に変身し、予約を取りながらパンを焼いているという。 |
| 材料は、100%とはいかないが、ほとんど無農薬、無添加だそうだ。主原料の小麦粉は特に厳選し、南部地粉やカナダ産のオーガニック粉など、納得のいくものを使用。またレーズンやくるみも有機栽培の製品を使用している。 「絶対オーガニックでなきゃというこだわりはないのです。おいしいと思うものを選んでいったらこうなりました」 鞠奴さんおすすめのパンを聞いてみよう? 「一番おすすめしたいのは、やはり基本の山食パンです。粉と塩、そして酵母を活発にするために少々の砂糖を入れるだけですので、素材の味で勝負なんですね。焼きたての山食はもっちりとしていて、自分で言うのもなんですが、幸せな気分を味わっていただけるんじゃないかなあ」 それともう一つ。幸せな気分になれる秘密は、香ばしい匂いにあるという。
編集室スタッフも香り豊かな山食パンにはたびたび世話になっている。厚切りトーストよし、薄く切ってサンドイッチもよし。存在感のある味わい深いパンである。 「ドイツ系のどっしりパンをお好みでしたら、ライ麦粉と全粒粉を混ぜた中にレーズンとくるみを練りこんだ『カンパーニュ』(580円)もおすすめです」 こちらも固定ファンがいてコンスタントに予約が入る。このほか秋冬限定、ハチミツで煮たおさつ餡(あん)がおいしい「おさつパン」や黒ゴマとチーズの「黒ゴマチーズ」、バジルを乾燥させて混ぜ込んだ「バジルチーズ」(いずれも250円)、ライ麦粉にレッドペッパーを混ぜた「ライ麦ペッパー」(400円)、またレーズンたっぷり「ぶどうだらけ山食」(700円)も人気のアイテムだ。 |
![]() |
では、鞠奴パンはどうすれば注文できるのか?
「すみません、わがままで…。でも大抵なんとかなりますので、とにかく問い合わせてみてくださいね」 |
「ミニコンサートや紙芝居など、楽しい催し付きだったりすることもあるので、こちらもぜひ足をお運びください」ということだ。 パンを焼くことが大好きな鞠奴さんは、マイペースを決して崩さず、食べるとハッピーな気持ちになれるパンづくりにじっくり取り組んでいきたいという。 |
この記事の左側にメニューページの表示がない時や、もっと記事を読みたい時は、ここをクリックして、月刊グリのトップページに飛んで下さい。
|